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ガーデンでの生活を記録したり、報告書をボク用にまとめたり。
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    新メンバー加入!全員集合!

    激燃えな集団……チーム・グレ☆グレを立ち上げてから一か月。
    つい纏めるのサボって遅くなっちゃったけど、グレ☆グレポート、はじめるよ~!







    「ほほう!なんでも、とな!!それはつまりなんでもということで…なんでも、うむ良い響きだ!!」

    大胆な声量と大胆な動き……いつだって舞台の世界に生きている後輩のヨハイ(名簿にはオスカーって書いてあったけどボクの日記では今後もヨハイって呼んでいくよ!)がチームのメンバーになったんだ! ちょうど、カフェに現れた団体客に至高のおもてなしをしてから数日経たないタイミングだったかな。

    「ど ん な こ と で も。……するつもりなのだね?」

    前に公開処刑を題材にした台本を見せたときはそこまで響いてないみたいだったから、罰則に触れる可能性がある時点で回れ右かなって思ったけど…この食いつきよう。
    あっでも『どんなことでも』を認めてしまうとヨハイファンクラブの運営とかやらされそうだから、ボクが燃えることが大前提条件だと念を押しておく。すると

    「ふっふっふっふっふ……よろしい!!!何をするもしないも自由だろう?カワイイアイドルカガリ君が何をするのかも気になるからね。見てみようではないか!!」

    彼ってばまだボクが「カワイイアイドルカガリちゃん」って呼んで!って言ったのを忠実に守ってる。ひょっとして、部下の才能があるかも!?
    こっちとしても、空いてしまうことが確定している穴を埋める仲間は欲しかったし、何よりヨハイがこのチームの中でどんな事を提案してくるのかも気になるよね。 実は悪役の演技の方が得意だったりして?

    活動室にはじめて案内した日、歓迎会でみんなに考えて貰った『ガーデンがどんな風になったら、どんなことができたらもっと楽しいか』(但し校則はガン無視とする)について考えて貰った。カフェに殴り込みに行ったきっかけも、現メンバーのイブキがこの話題で食べ物について言及したお陰。どこに次の活動へのヒントが隠されているかわかんないからね!
    さて。彼の答えは…

    「それはもちろん!!完璧な舞台になることさ!!地も天も、踊る者も、全て完璧に、美しくあるべきなのさ!この世界は、舞台は整いきっていない。まだ。ね。そうだろう?」

    もう、舞台のことしか頭にない。 でもわかる部分はあるな~。ボクも過去にガーデンは芝居だのごっこ遊びだのって、報告書で言いたい放題してたもんね。…でも、ヨハイの目指す「完璧な舞台」って何なんだろ?今度聞いてみよっかな。



    *


    さて、それじゃヨハイを交えての活動の話しに移ろっか。
    8月24日の夜、チーム・グレ☆グレは魔機構獣対策本部に居た。早い話が、ガーデンの脅威であるマギアビーストが出たのだ。(脅威といいつつ最近出現したその日にぶっころされてること多いけどね~) そうそう、本部に来ているドールはボクたちだけじゃないんだ。

    「楽しみだね、リツ」
    「楽しんでんじゃないよバカ、ちょっとは反省しな」

    チームメンバーである水色もふもふドールのホムラに喝を入れたのは、瞳に真昼の空と夕焼けの2色を宿したドール、リツ。今回の騒動の…実質被害者ってとこかな。 詳細はホムラの報告書の通りだけど、チーム・グレ☆グレでマギアビーストを出現させたんだ。壊すとビーストが出現する「マギアレリック」という道具を破壊して。レリックはリツが持ってるものとセットになってたみたいで、壊れたレリックから出た黒いモヤがリツの所まで飛んで行って、対になっているもう一つを道連れにしたらしい。おもしろ!

    「あれ?どういう集まりかな、これは?」

    ホムラとリツがいちゃついていたら、別のドール達が入ってきた。 …出たよ、生徒会。普段何してるか知らないけど、特別な活動部屋が与えられている、まー、選ばれしモノたち?会長…いわゆるボスが、絶対寝返りうてなさそうなドール、イヌイ。その子分が、ボクが修行中に殺害未遂をしてきたドール、シャロンと、そして…………アザミ。 勇者になりたいと意気込んでいたアザミとはちょうど一週間前、別のビーストが現れた時にも会ったんだけど………いや、これは今回の出来事に関係ないや。
    ボクらを見るなり口を開いたのはシャロン。どういう集まりって、戦いに来た以外どうもないでしょって思うかも知れないけど、この日、チーム・グレ☆グレは皆オリジナルのチーム衣装に身を包んでいたから、開口第一声がこうなるのは最もだね。


    「リツちゃんは風紀委員で来ているとして…」

    シャロンが疑いの目でじーーっと見て来る。

    「カガリちゃん…”やった”?」
    「違うよ!今回はボクじゃないし!」
    「今回”は”?」
    「あ」
    「…討伐の後でゆーっくり聞かせてもらおうかな?」

    聞かせてもらおうどころか、吐くまで帰さないという脅しとも受け取れる口ぶりでしっかりと釘を刺したあと、イヌイ、アザミと一緒に討伐に使う道具の確認をはじめる。ここ二か月の間ちょくちょくマギアビーストが出ていたけど、その度に、流れるように生徒会が先陣を切っていたんだろうね。

    「あのさ」

    戦いの準備をしている生徒会ズに、リツが待ったをかけた。

    「まず…あたし達でケジメをつけたいんだ。先陣は任せてくんないかな?」

    あたし『達』が誰なのかわかるように、ホムラの背中を軽く叩く。…ホムラはちょっと嬉しそう。

    「できるだけ弱らせとくから…その後、手伝って貰えないかな」

    大事なコのために、ガーデンを守りたい。だから卒業したそのコの後を追いかけずに此処に残った。 いつだったか、リツから聞いた言葉を思い出す。

    「なるほど?それじゃ、俺は一旦控えにまわろうかな」
    「……わかりました。大丈夫と思いますが、無理せず」

    熱意が伝わったようで、生徒会ズはオープニングアクトをリツに譲った。

    「んじゃ、あとひとり!行きたいコ~!」

    チームメンバーを見渡しつつ呼びかけると…

    「あんたが来るんだよバカガリ」

    リツが空いている方の手にしっかり袖を掴まれてボクは逃げ場を失った。 マギアビーストがどんな個体か見れるのは楽しみではあるけど、アイツらが何者なのかをちょっと学んでからは、前より興味をそそられなくなっちゃったんだよね…だから戦闘は見学でも良かったんだけど、こうなったら仕方ないや。折角だからチーム・グレ☆グレ、リーダーの良いとこ、見せちゃいますか!



    *



    現れたマギアビーストは、大きな手と、ヒゲが飛び出た顔が特徴の個体。でも…

    「さかさまにすると、ツノの生えた生き物にも見えるね」
    「わかる。ツノの部分ちょっとイヌイちゃんっぽくない?」
    「本人の前で言って怒られてこい」

    2体のドール相手にツッコミをかますリツ。緊張感ゼロの中、標的(シーカーアンドリーパーって名前らしい)との戦いが始まった。

    ただ…う~ん…戦いについてはあんま詳しく書きたくないかな。ボクのトレードマークである、中から無限に楕円形の爆弾が出てくる「グレネードポーチ・プロトタイプ」の爆発力がイマイチだったのもあるし、なによりビーストが気持ち悪い。これを見て貰えればわかるんじゃないかな。


    (『マギアビースト情報交換ノート』より)

    上のビーストの姿はシャロン作。 ずりずりと距離を詰め、ヒゲを飛ばしてくるだけなら面白いで済んだのに、それが皮膚の中に入り込んでぐにゃぐにゃ動いて…痛いやら気持ち悪いやら。ボクの「カワイイ」の許容範囲ってかなり広いはずなんだけど、今迄出会ったマギビの中で一番ムリだったかも。きっしょ。

    ホムラとリツは戦いの最中にも関わらずバーでデートする約束なんてキメちゃってさ!?そんなことしてるヒマあんならヒゲからボクを庇ってよね!?

    結論から言うと、きしょいのに目を瞑れば攻撃の威力自体は大したことはなかったけど、勝負がつく前に戦闘に行くドールが身の安全の為に必ず装備させられる『強制帰還バッヂ』が発動しちゃった。 バッヂの力で戦闘エリアから退場させられたドール達は必ず、対策本部のベッドに暴力的に着地させられるんだけど、正直こっちの方が痛かったかも…痛すぎて一週間くらい身体動かすの苦労するんだよね… いい加減、ベッドの上にふかふかの毛布でも置いといてくんないかなぁ… 叩きつけられた衝撃で吹っ飛んだのか、自然に消えたのか、気が付いたときにはヒゲはなくなってた。



    *



    寝室から他のドールが待機してる茶の間へと戻ると、残りのチームメンバーのイブキ、フェン、クラート、ヨハイと生徒会の3体が喋ってる。レリック壊した犯人でも探してるのかな?

    「そーだよ!ぐれぐれで、わるわるなんだー!」

    チーム最年少のくいしんぼうドール、イブキの呑気な声が聞こえる。恐らくチーム・グレ☆グレについて聞かれているんだろう。一応チームのルールとして『生徒会にチクらない』があるけど…マギアビーストが出る時点で存在は知られることは想定していた。

    「……この際わるわるは置いときます。なんです、その……何、”ぐれぐれ”?…?」
    「チーム・グレート☆グレネードさ!」

    なじみのない言葉を受け入れるのに多少時間がかかっているであろうイヌイに、ヨハイはTシャツに書かれたロゴを堂々と見せながらチームの正式名称をバラす。こんな格好の集団が対策本部に押し寄せて「何でもない」と言う方がアヤしい。今回の対応はこれで正解。

    「名前の間に煌めく星を宿すイメージで読み上げるのがコツだね。 …そうだろう?カワイイアイドルカガリ君?」

    足音で気づいたのか、ヨハイが話題をパスしてきた。

    「みんなおかえり~!いっぱいまったからおなかすいちゃった」
    「イブキがお腹すいてるのって…いつもじゃ…」

    元気に出迎えるイブキにぼそりと、それでいてしっかりと口を挟んでいくクラート。彼の性格は、頭についてるクマ耳ほど丸くはないみたいだ。

    「ま~ね!グレネードポーチみたいにすんごい爆発力を誇るチームだよ!」 まだメンバー本人たちがなにかデカいことを成し遂げたわけじゃないけど、少なくとも個性は爆発してるので、ボクは自信を持って答える。

    「あんたの今日めっちゃしけってたじゃん」
    「あー!!言うなー!!チーム・グレ☆グレの爆発力は最強なの~!」

    「それはまた……」

    リツの容赦のないご指摘にわーわー言ってたら、アザミが口を開いた。

    「……いえ、何でもないです」

    …と思ったらやめるし。何なの?最近のアザミ。覇気がないというか…前より辛気臭さが増したというか。

    「カガリちゃんみてみて!ぶっきーもかりたよー!」

    アザミのせいで微妙になった空気を遮るように、イブキが割り込んできた。 とても見覚えのあるものを自慢げに掲げている。

    「グレネードってこれでしょ~?」

    持っているのはグレネードポーチだ。ボク専用の武器かと思ったら『プロトタイプ』じゃないやつが貸し出し用の武器としていつの間にか武器庫に鎮座するようになってたっぽい。 危ない武器だけど…性能については日頃ボクが自慢してるから多分大丈夫っしょ。 どうやら次は、イブキと…今しがた銃を手に取ったクラートが行くらしい。

    「ほたら、あたくしも行きます」

    クラートの、『銃を扱うのは初めてで…』と訴えて来そうな困り顔か、イブキがポーチの中身をうっかり誤飲すること、どっちが気がかりになったのかは謎だけど、イヌイも加わることになった。



    *



    「ふむ…あのポーチは誰かが持たないといけないのかい?カワイイアイドルカガリ君」

    マギビについての情報(ヒゲ以外語ることないけど)を頭に入れた二陣を見送りながら、ヨハイがこんなことを聞いてきた。正直、ボクの愛用品を貸し出す選択肢はなかったし、対策本部で別タイプのもの が貸し出されていることも今の今まで忘れてたぐらいだし。

    「当然!チーム・グレ☆グレたるもの、グレネードの洗礼は受けねばならぬよ!?」

    ま、こんな面白い話振られたらノらないわけがないよね!ヨハイを見習って舞台演技のように大げさに身振り手振りをしながら返答すると

    「はっはっは!!よろしい!余輩の華麗なる武器捌きで皆を虜にしてみせよう!!」

    いや~、さすが。空気の流れを大事にするねぇヨハイは。どっかの陰キャと違って。

    「おい待て。そんな話聞いてねえぞ」

    呆れた表情で客席(対策本部の椅子だけどね)から野次を飛ばしてきたのは、髪の毛の一部が犬耳みたいになってるフェンことポチ。

    「うん今決めた!ポチはまた次回だね~」

    フェンはクソデカい溜息を吐きながら頭を抱える。 否定はしてこなかったから次の戦闘ではグレネードポーチ確定だね。

    「どうもこの様子だと、ホムラちゃんとカガリちゃん以外は巻き込まれただけ…なのかな?」

    一連の会話を聞いていたシャロンが、Tシャツのドールを順番に目で追いながら状況を纏める。

    「結果的にはただの事故だけどな……」
    「そもそもコイツがレリックの話を持ち出さなきゃ防げたでしょ」
    「びぇ」

    フェンの発言に気を取られていると、リツが拳で頭をぐりぐりしてきた。

    「…こんな調子で、来る前もこってり絞られてんだ。だから今回は…大目に見てやってくれ」 「大目に見るも何も……ちゃんとやったことに最後まで責任を持つなら、俺は力を貸すだけだよ?」

    …責任だなんて、いかにも生徒会らしい言葉。正直責任はあんまり感じてないけど、要はチーム総出で出したもの片づければそれで良いってことっしょ? 仮想戦闘に行くドール向けに『マギアビースト情報交換ノート』にもちゃんと記録したし、完璧だよね。

    ……それよりも、フェンはなんでボクを庇ったんだろ。 リツの言う通り、そもそも『リツに構ってもらうためにはどうしたら良いか』というホムラの相談に対してマギアレリックの破壊を提案したのはボクだし、最終的にボクがくしゃみをした拍子にビビッたホムラが破いちゃったけど故意じゃない。ボクが提案しなきゃレリックを手に取ることだってなかったのに。チームリーダーを崇めるルールなんてない(ヨハイがボクをアイドルとして崇拝してるのはあくまで個人としてやってることだし)のにね。



    *



    やがて二陣に続き、三陣のシャロン、フェン、そしてイブキからポーチを引き継いだヨハイも戦いの舞台へ。間もなく、マギアビースト『シーカーアンドリーパー』は討伐された。 結局、手で叩きつけてきたりもしたみたいだけど、致命傷になるような攻撃はしてこなかったみたい…。
    ホムラもリツにたーくさん構って貰えてたし今回のグレ☆グレポートはここまでかな? この後ちょっとだけアザミと話す機会があったんだけど、こっちの活動とは関係ないし個人的に日記をつけるよ。

    …あ。最後に聞きずてならないことがあったから書いとこ。グレネードポーチを使った、イブキとヨハイのコメント。

    「グレネードつよいね!どっかーん!」
    「うむ、なかなかの威力だったよ!」

    付き添ったドールに聞いても、そこそこ手応えのある破壊力をキメていたらしい。え、何でボクのだけしけってんの?ボクは魔力まで込めたのに…。ひょっとして、悪さした分の報い!? しかもイブキに至っては一度爆弾が暴発しちゃったらしいけど

    「あぶないときはね、ぼーぎょするんだよってシャロンちゃんに言われたたからねー。イヌイちゃんのマネしてぼーぎょのポーズしてから投げたよ! …カガリちゃんもしかしてなーんにも準備しないで投げてたの?」
    「だ…だって最大の防御は攻撃だし…」
    「だめでしょちゃんとやらないとー。お料理だって下ごしらえしたほうがおいしいよ?」

    …だ、そうで。うう…その手があったか……コーハイに教えられてしまった……
    こんな時にも料理の話かキミは。 ……まぁ、そうだろうね。どんな時でもお腹がすいてて、料理と食べ物の事ばっかだよね、イブキというドールは。 本当に、いつだって。

    …まさか、この日が新旧メンバー全員揃って活動した最初で最後の日になったことを、あんな形で知らされるなんてさ…参っちゃうよ。



    Diary073「新メンバー加入!全員集合!」
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