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ガーデンでの生活を記録したり、報告書をボク用にまとめたり。
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    "友達について"

    これは、9月の終わりごろに、アルゴ先生に提出した報告書である。





    アルゴ先生へ 先生とお酒のんで話した夜から、
    時々「ともだち」について考えるようになりました。
    いまの時点での、ボクの答えを書きます。
    おかしいところがあるかも知れないけど、最後まで読んでください。

    『ともだち』とは すぐになれるわけじゃないもの。
    「ともだちにならない?」という誘いに乗ったから
    笑顔で話せたから 好きなものや趣味が一緒だったから
    それだけでは多分、ともだちとは言えないと思います。
    そんな簡単なことなら、演技でだってできます。

    『ともだち』とは いつの間にかなっているもの。
    どのタイミングで『知り合い』から『ともだち』になるのかはわかりません。
    3日でそうなるかも知れないし、4年経っても知り合いのままかも知れない。
    ボクが友達と思っている相手は、ボクのことを他人と思っているかも知れない。
    それくらい面倒で、はっきりとしないもの。

    『ともだち』とは 『許せない』と、はっきり伝えられて、
    最終的には『許せる』もの。
    相手が間違っていると思ったとき、相手の言葉に腹が立ったとき
    遠慮なく喧嘩ができる。
    励まし合うだけでなく、貶しあえる。
    どちらかが強すぎても、どちらかがずっと受け身ではダメ。
    対等に殴り合えるから、ともだち。

    『ともだち』は 綺麗じゃない部分を、受け入れられる。
    無理やりじゃなくていい。好きになる必要もない。気に入らないままでいい。
    でも「それがキミだ」と、お互いに受け入れることはできる。
    『ともだち』と『知り合い』との一番の違いは 存在の大きさ。
    「私のこと好き?」「僕たち友達だよね?」と確かめ合わなくても
    ともだちの存在は、とても大きい。
    自然と、「もっと知りたい」と思う。「何かしたい」と思う。
    「優しくしたい」「笑わせたい」「世話を焼きたい」
    そんな単純なものじゃない。
    『ともだちの為になにができるか』本気で考えたくなる。
    相手がそれを望むなら それでボクが燃えるなら
    ボクは喜んでそのコを、他の誰かを傷つけるし、喜んでしんであげる。
    きっと一番最初にこう伝えたドールも、
    その時からボクの中では 『友達』だったのかも知れない。

    これが、ボクの考える『ともだち』です。
    あ、でも別に、友達になってくれた誰かに『ボクのために死んでほしい』とは思いません。
    えっと…だから、纏めると 複雑で、曖昧で、面倒だけど……嫌いなところがあっても、必要で… 『全力で行動したい』って思える相手がともだち……
    う~ん…正しい答えはやっぱりわからないけど…
    ボクはボクなりに、『ともだち』と向き合っていこうと思います。

    また、なにかわかったことがあったら報告します。



    ―――――――――



    友達って、面倒だし、タイヘンだ。
    中途半端にならないように行動したつもりだったけど、まだまだ修行が足りないみたい。
    うっかり誰かの大事なものまでなくしちゃうし…。 自分の言葉で喋ろうと思ったのに、結局最後は『あなた』の言葉を借りちゃった。 でも、それが合っていると思ったから… 『あなた』を尊敬している相手に、『あなた』の言葉をひとつでも伝えられたからよし……
    ……ってことには、ならないよね。

    アルゴ先生は、最終的にボクらと生きる道を選んだけれど
    “ボク”は……アルゴ先生の壁を、乗り越えることができていたんだろうか。
    カフェで、報告書の内容を書き写してあるノートを広げ、夜空にかかげる。
    星と星の間を、閃光が一筋駆け巡る。
    今ボクは、『あなた』の言ったとおり、『あなた』が居たときよりはかなり価値観がひっくり返っている部分があると思います。でもそれはそれで、色々と難しいです。 前より色んなことを頭に叩き込んだのに、逆に正解がわからなくなることが増えました。 その葛藤の様子が、多分この報告書に詰まってる。 見せられたらいいのにね。

    グロウ先生。


    Diary 054「"友達について"」
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