まだドール達がビーチキャンプを楽しんでいた頃…久しぶりに、ある3にんのドールと話した。
見た目と声が瓜二つで性格だけがちょっと違う、ククツミちゃんと、ククツミセンパイ。 そして…ククツミデュオと仲良しな放送委員のシャロン。
3にんとも、学園祭のライブでスタッフとして手伝ってくれて…ゆっくり喋ったのは、それ以来だ。
「ああ、そういえば。カガリちゃん」
本題は別にあったんだけど、それが一区切りつくと、思い出したようにシャロンが言った。
「ククツミ”さん”にとっても ククツミ”ちゃん”にとっても
大事なドールが廃棄になったときにきみがしようとしたこと、覚えてる?」