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ガーデンでの生活を記録したり、報告書をボク用にまとめたり。
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    勇者と魔王

    11月も終わる。
    あと数刻もすれば、ガーデンがとんでもない事になるなんて信じられないぐらい、箱庭じゅうが静かで、いつもと変わらない。
    残り時間をどう過ごすか、ボクは既に決めていた。

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    火種集めて

    炎を絶やさないために
    少しでも多くの火種をかき集めて……


    いくじなし

    まだドール達がビーチキャンプを楽しんでいた頃…久しぶりに、ある3にんのドールと話した。
    見た目と声が瓜二つで性格だけがちょっと違う、ククツミちゃんと、ククツミセンパイ。 そして…ククツミデュオと仲良しな放送委員のシャロン。
    3にんとも、学園祭のライブでスタッフとして手伝ってくれて…ゆっくり喋ったのは、それ以来だ。

    「ああ、そういえば。カガリちゃん」

    本題は別にあったんだけど、それが一区切りつくと、思い出したようにシャロンが言った。

    「ククツミ”さん”にとっても ククツミ”ちゃん”にとっても 大事なドールが廃棄になったときにきみがしようとしたこと、覚えてる?」

    選択

    あれから、できることが増えた。
    ものを温められる魔法、ドールの目や耳を騙す魔法。
    行ける場所も増えた。 そのうちの一つは図書室。 入ろうと思えば誰でも入れる教室だけど、ボクにとっては禁足地だった。静寂が不安を掻き立てていたから。
    …でも、その理由が明らかになった今、相変わらずしーんとした空気は苦手だけど、得体の知れない恐怖を感じることは無くなった。それに耳を澄ませれば、ページを捲る音、誰かの足音……大きな声で喋っている間は気付けない様々な音色と出会える。そのどれもが控えめで、ついでに睡魔を呼んでしまうのも困りものだけど。 一歩一歩、確実に進んでいた。

    …けれど、それ以上に事の進展は早かった。
    11月22日、再び端末にメッセージが届く。


    帰ってくれレリックゼロ

    ビーチキャンプが始まってもうすぐ半月。
    ぶっちゃけ、まだそれほど楽しめていない。


    この報告書のつづきだよ!

    【メモ】黒いモヤモヤ

    ガーデンの脅威「マギアビースト」を倒したときや、学校行事で頑張ったときに貰えるマギアレリック。それが壊れると、新たなマギアビーストが現れるんだよ!
    レリックが壊れた瞬間、黒いモヤモヤが飛んで行くんだけど…久々に見たなぁ、これ!

    レリック壊されたドールの報告書を読む?

    言ってみるものだ

    最近ちょっとピリピリした日記が多かったから、たまにはほっこりした話でも。
    11月8日。 この日は朝から慌ただしかった。 願いを叶えてくれるかも知れないマギアレリックを使って
    「叶った願い」として出てきた引換券を持って先月新しく生えたカフェに立ち寄って
    ちょっと変わった魔法を教えてもらって、それから………


    得たものと奪ったもの(後編)

    みんなは、自分のせいで、取り返しがつかないぐらいの大怪我をさせてしまったドールを、傷ひとつ無い状態で治してあげる、と言われたらどうする?
    相手の回復を第一に考えて、治してもらうのが最善の選択だと思う?
    それとも、まるで自分のしたことがなかったことになるようで、愚かだと思う?
    ボクは…。


    得たものと奪ったもの(前編)

    ガーデンの運動会、PGPが終わり、授業もなく相手にされなくなってしまったグラウンドは、がらんとしていて寂しそうだ。 でも今日は、なにやら賑やかになりそうな予感。

    「ほなまずは、え〜……と、これから見せよか」

    大きなふたつのツノが特徴のドール、イヌイさんはそう言って、ボクに無地のぬいぐるみを見せてくれた。 お部屋のカワイイモノ選手権ではない。今日はこのドールが持つマギアレリックを見せてもらうのだ。どうやら、幾つか持ってきてくれたらしい。


    雪がくれ、雪あかり

    箱庭には春、夏、秋、冬、それぞれの季節を感じることのできる区域がある。
    ボクはこの日、その中で一番寒い冬エリアに来ていた。
    夜の雪景色、なんだか懐かしい。ガーデンに入学したときも、雪の降る夜だった。


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